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自宅に戻ってから→ | |||||||||||||||||||||||
私が化学物質過敏症になったわけ | |||||||||||||||||||||||
化学物質過敏症になる理由は急性の中毒性のもの、長期間徐々に蓄積された化学物質がコップから溢れるようにある日突然発症するものなど、人それぞれですが、私の場合は、急性の中毒性のものでした。 | |||||||||||||||||||||||
それは・・・ | |||||||||||||||||||||||
2012年10月19日、午前9時頃、自宅の床のフロアマニキュアの剥離作業を開始。私は数日前から腰椎捻挫を発症していたため、作業現場のすぐ脇の部屋のベッドで静養していました。 作業開始から3時間たった昼頃、私は、頭痛・吐き気・めまいを感じたことからすぐ近くの目黒病院を受診して点滴治療を受けました。また、目が充血して痛くなったので目薬を点眼しました。夕方には、身体の痺れや背中の痛みなどの症状が現れたので、再び目黒病院を受診して鎮痛剤を処方され、服用しました。 剥離作業は素人から見ても明らかに難航していて、剥離剤を大量に(30リットル)使っていて、床が水浸しでした。剥離すると言うより剥離剤をフロアマニキュアに浸潤させているという状況でした。 作業は翌10月20日も行われ、私は作業現場すぐ脇の部屋のベッドで静養していましたが、作業開始直後から頭痛・吐き気・めまい、喉や身体の痛みがずっと続いていました。午後2時半頃、作業終了後には、フローリングの表面がめくれ、シミが多数生じているなど、一見してひどい状態でした。 剥離作業は失敗に終わったのです。(有害な化学物質が揮発している状態をそのまま放置したから大惨事になってしまいました。) |
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25日の段階で、私ははなの様子があまりにも異常であると感じたため、東京都、国土交通省、厚生労働省、東京労働安全衛生センター、目黒区役所、目黒保健所、目黒消費生活センターに連絡し、対応について相談しました。相談先全てから、猫の状態を考えると空気測定などをして安全が確認できるまで居住すべきではないと強く避難を勧められました。そのため、その旨をハウスメーカーに伝えたところすぐにホテルに避難することになりました。 |
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※ハウスメーカーの工事担当責任者は事故直後に化学物質過敏症を発症し、防毒マスクをしないと現場に入室できない状態でした。 自宅から10分のホテルクラスカに主に宿泊する。(その他、目黒雅叙園ホテル、シェラトン都ホテル東京にも宿泊) 11月11日にヴェルセ学芸大に引っ越すが、12月に入ってからリフォーム後の臭いが気になるようになり、頭痛・吐き気・めまいで体調不良になってしまったので、12月2日に退居。 |
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2012年12月5日化学物質過敏症と診断される。(後に家族全員が発症、化学物質過敏症と診断される。) |
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避難先のホテルも、都内のホテルを10箇所以上試しましたが、ロビーのアロマの匂いや、リフォーム臭、タバコの臭い、家具や絨毯、シーツやタオル等のリネン、石けん等のアメニティなどに感作して、5分でチェックアウトしたり、一晩中眠れずに苦しんだり、なかなか泊まれるホテルが見つからない状況でした。
ハウスメーカーで電磁波対策してもらうまでの1週間はあまり部屋には居られませんでした。基地局の地権者の方には、家の事故で化学物質過敏症という難病になって、仮住まいで隣のマンションに住んでますが、電磁波にも過敏になってしまったという事情をお話ししました。その方からウィルコムの基地局と聞いて、主人にウィルコムと総務省にメールしてもらいました。理由はわかりませんが3ヶ月くらいすると基地局は撤去されました。電磁波対策でも身体は楽になりましたが、基地局が撤去されると耳鳴りや耳が塞がった感覚がすぐになくなったのには驚きました。基地局の装置から出る低周波音や低周波振動にも過敏症患者は注意するよう言われているのですが、身をもって感じました。基地局を撤去して下さったこと本当に感謝してます。
外出の際は必ずヘルプマークと電磁波過敏症のマークをバッグに付けて出かけます。公共交通機関ではバス・航空機・船舶には乗れなくなってしまいました。(スマートフォン・タブレット・Wi-Fiなどの電磁波や柔軟剤・香水・整髪料など様々な匂いに感作する為) タクシーはハイブリッド車を避けて、芳香剤など車内に匂いがないことも確認して短時間だけ乗車しています。(ガソリン車の自家用車の後部座席に電磁波シールドクロスを敷いても30分以上乗れません)鉄道は小田急線で2度吐いてしまってからは、空いている時間帯に必ず先頭車両の優先席限定で、携帯電話やタブレット使用者には「お願いカード」や「診断書」を見せて使用を控えてもらっています。見えない障害なので無視されたり傷つくこともあります。でもほとんどの人が快く対応して下さり、「お大事に」「頑張って下さい」など優しい言葉をかけてくれる人もいます。“何故、いつからそんな身体になってしまったのか?”と聞かれることもよくあります。必ず降車する時には「ありがとうございます」とお礼を言うようにしています。配慮して下さった方に感謝の気持ちを言葉で伝えるようにしています。 同じ病気で苦しんでいる人と共に助け合い、少しでも元気になって、笑顔で楽しい時間を過ごしてもらえたらと思い、はなちゃんカフェを立ち上げました。笑顔は免疫力を高め、自律神経を整えます。毎日いろいろ大変ですが・・・とにかく一緒に頑張りましょう!! |
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